第三者委「最初のタックルは弱め」 アメフット関学大監督が不快感

第三者委「最初のタックルは弱め」 アメフット関学大監督が不快感
神戸新聞NEXT 2018/6/16(土) 22:51配信

 関学大アメリカンフットボール部の鳥内秀晃監督は16日、神戸市中央区であった座談会に出席し、悪質な反則問題を調査している日大の第三者委員会からヒアリングを受けたことを明らかにし、「(日大側は)悪質ではないということをアピールしたい印象だった」と不快感を示した。

 鳥内監督は、今月10日に負傷選手の父親らと第三者委の調査を受けたといい、「『最初の(悪質)タックルは弱めのタックルではないか』と30年近くアメフットをやってきた人が言っていた」と明かした。さらに「本当に公平に(調査)できるのか。(第三者委には)あまり期待していない」と語った。

 日大選手が指導者からの重圧で悪質タックルに及んだことについて「スポーツは本来楽しいもの。上からの命令で(選手が)苦しむものじゃない」と語気を強めた。

 座談会はスポーツNPO法人のSCIX主催の「スポーツ・インテリジェンス講座」(神戸新聞社後援)で、鳥内監督とスポーツ評論家の玉木正之氏が対談した。(宮崎真彦)

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